今回は以前書いた以下記事の続編という形で、対策クエリに対してどのような結果が出ているのかを分析したので記事としてまとめようと思います。
本メディアでのSEO対策の戦略
前回記事にも書きましたが、本メディアにおいてはロングテールSEOという、検索回数の少ないスモールワードを中心に狙っていく戦略を取っています。
(というよりも、個人メディアでSEO上位表示させようと思ったらこの方法でしか勝てません笑)
ロングテールSEOの特徴として、だいたい2~3語からなるクエリに狙いを定めてSEO対策をしていくので、ユーザーのニーズがかなり具体的であり、そこにしっかり訴求できれば上位表示させやすいというのが特徴としてあります。一方で、検索回数は単体クエリの検索回数には遠く及びません。
(その辺りについては上記記事に記載しています)
費用対効果を考えると正直あまり美味しい話ではないので、2020年4月から適度に記事を作っては放置してを繰り返してましたが、徐々に流入数が増えてきたのでそろそろ狙いに対する振り返りをしようかと思います。
当初対策していたキーワード
まず当初対策しようと考えていたキーワードについてですが、Google広告への出稿実績がないため一般的に使うキーワードプランナーは使用できませんでした。そのため私は前回ご紹介したTACT SEOというツールを使用して想定ボリュームを算出しました。
結果として、選定したキーワードの合計表示回数は8,440回、内12/17個がボリューム500回を下回るキーワードでした。(以下TACT SEOで算出したキーワードの例)
当然、1,000回以上の表示回数があるキーワードで上位表示できるとは思っていなかったので、対策時点で想定していた表示回数は2,500回ほど。ここを目指して記事を書き続けました。
GAで見た流入数の推移
では実際どうなったのか。結果を見ていきたいと思います。
前回記事では1月時点で9月対比792%でしたが、その後も順調に右肩上がりできていて5月時点で9月対比3,491%と大きく伸びています。
Search Consoleで見たクエリ
9月の結果を見たときも驚きましたが、その後も右肩上がりで伸び続けているので少し細かくクエリを分析してみました。
これらの検索回数を足しあげると73,351回。当初想定していたのが8,440回だったのでクエリ選定時対比で869%に。加えて、当初想定していたクエリとは全く違うクエリで獲得できていたこと。さらにそのクエリの表記揺れや周辺クエリでの獲得が非常に多くなっていたことが表示回数・流入数の伸長に大きく寄与していることがわかりました。
上記画像の赤枠で囲っている箇所は以下記事でまとめている内容ですが、ユーザーの意図としては「GASにおける宣言文 var / const / letについて知りたい」ということではありますが、それでもクエリとしてはこれだけ異なる検索の仕方をされているのでその分表示回数・流入数が増えるんですね。
ちなみに上記のクエリ分析の結果では「GAS トリガー」については対策を強化すれば上位表示できる可能性がありそうなので、今後はこの辺りを少し攻めてみようかなと思います。
まとめ
いかがでしたか。
きっちり対策をすることで上位表示を狙えて流入数を増やせること。さらにはスモールキーワードを狙うロングテールSEOの場合には、対策したキーワードの周辺キーワードや類似キーワードでの検索数が増えるため、当初想定していた以上に大きく表示回数や流入数が増える可能性があることが分かって頂けたのではないでしょうか。
引き続き数値はウォッチしつつ必要なクエリに対して記事を書いていきますので、数ヶ月後にまた続報をまとめます。乞うご期待。