【GA】ページ/セッション・ページ滞在時間ってどう判断したらいいの?

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マーケターが直面する課題・疑問に対して回答していくシリーズ第5弾は、GAの指標「ページ/セッション」「ページ滞在時間」についてです。

FAQ

今回取り上げる疑問はこちらです。

GAにおける「ページ/セッション」や「ページ滞在時間」の値は、どう活用するのかイメージがわきません

実はこの2つ、どう見てどう判断に使うのか、あまりイメージが持てない方が多いようですが結論としては以下です。

ビジネスモデルとKPIによって用途や、そもそも活用すべきかが異なります

解説

ページ/セッション

まず「ページ/セッション」についてですが、ビジネスモデルによって大きく用途が分かれます。

例えばメディアサイトであればPV数をいかに増やすかが広告収益に影響しますので、回遊率を示す指標である「ページ/セッション」は高い方がいいですね。

一方でPV数がどれだけ多くてもCVしない限りはビジネス成果に繋がらないようなサービスサイトの場合は、「ページ/セッション」が高いとCV導線として迷子になっている可能性もあります。もちろんサービス情報について熟読してくれている可能性もあるので一概に大きければ良い、小さければ良いという判断ができないのがサービスサイトにおける「ページ/セッション」の難しいポイントです。

ページ滞在時間

続いてページ滞在時間についてです。

ページ滞在時間はGAの定義として、離脱ページでの滞在時間を含みません。
理由は単純でページの読み込み時間の差し引きで滞在時間を算出していて、次のページがない離脱ページでは滞在時間を算出できないからです。

そのため滞在時間だけを見ても、離脱ページできっちり読み込んで離脱したのか、あるいは何も読まずに離脱してしまったのかがわからないんですね。基本的には参考程度に見る指標と認識しておくと良いかと思います。

指標はビジネスゴール・KPIから考える

上記の疑問は指標そのものを見て出てくる疑問ですが、本来的にはビジネスゴールやKPIを踏まえて、定点観測する指標と動かす=改善する指標を決めてPDCAを回すべきです。

立ち上げ初期は流入数の指標をKPIとして、増えてきたら回遊ないしはCVに関わる指標を、というように目的とフェーズによって使い分けるようにしましょう。