今回はSEO改善に役立つ上位表示支援SEOツール「TACT SEO」を使ってみた結果をまとめました。
結論から言うと、導入した9月時点のオーガニック流入数と比べると、1月時点でおよそ792%、2月もこのままの水準で行くとさらに伸びる見込みです。
そんなに伸びるって一体何したの?って思う方も多いと思うので可能な限り詳細に説明していこうと思います。
TACT SEOとは
そもそもTACT SEOとはなんぞやと思う人のためにも、まずはツールについて説明すると、TACT SEOとはウィルゲートという会社が提供する「上位表示支援SEOツール」です。
初心者でも使いやすい直感的なUIに加えて、PDCAを回すのに必要な機能が充実しているのが特徴ですね。
僕自身SEOの知見はwebで見かける情報くらいしか持ってませんでしたが、それでもこうしたらいいんだなっていうのが分かりやすく、短期間で使いこなせました。
唯一難しいなと思ったのが、ツールを使って出てきた改善点や情報をどう活かすか、どう判断するかというのは、ある程度理解や経験がないと難しいのかなとは思ったりします。
とはいえ無料版でもこれだけの機能が充実していて使いやすいツールはあまりないと思うので、ぜひ試してみて頂きたいと思います!
では実際にどのように使ったのかというのを説明します。
TACT SEOを使ってPDCAを回す
では実際に僕がTACT SEOを使ってどのようにPDCAを回したのかを説明します。
P:取りたいKWを選定
まずP=プランニング段階について。
コンテンツSEOのプランニングとはつまり、「どの検索KWを取りに行くのか」を決めることです。(内部施策というものもありますが、本旨から外れるのでここでは割愛)
この際に考慮した方がいいのが「ロングテール」と言われる考え方で、簡単に言うと、ある程度ニッチな(検索回数が少ない)クエリを狙うものです。(以下参照)
(引用元:https://wacul-ai.com/blog/seo/seo-basic/longtail-keyword/)
例えば、「SEO」だけで検索した場合は、
・SEOの方法を知りたいのか
・SEOがそもそもどういうものか知りたいのか
・SEOベンダーを探しているのか
など具体的なニーズがわからないですよね。
それに対して「SEO ツール 無料」で検索した場合は無料のSEOツールを探していることが分かります。後者の方がニーズがはっきりしているのでCVRも高い傾向がありますし、検索クエリと提供コンテンツのマッチ度が高いので順位も上がりやすいですね。(ビッグワードは競合も多く相対的にみても順位が上がりにくいというのもあります)
ということで、まずは2~3語からなるKWで何を取りたいかを決めました。その際に使えるTACT SEOの機能が「関連キーワード調査」です。
狙いたいKWを入れて調査すると関連するKWを以下のようにリストアップしてくれます。
僕のサイトはまだ駆け出しだったので、出てきたKWの中でも月間検索回数が100回あるかどうかのKWをまず選び、そこから次第にボリュームの大きなKWにも手を広げるようにしました。
D:記事制作
プランニング段階で狙うKWが決まったら、あとはひたすらそこに対して記事を作りまくります。
途中全然流入が増えなくてめげそうになりますが、コンテンツSEOは長期戦。半年くらいは最低でもかかると思って腰を据えて様子を見ましょう。
C:定点観測・改善点のリストアップ
TACT SEOで僕が使った分析機能は2つあります。1つは全体観を掴むのに良いKWの順位推移。もう1つは改善点をリストアップするのにいい上位表示分析です。それぞれ説明します。
KWの順位推移
設定で重要なKWを登録しておくと、そのKWごとの順位変化を見ることができるようになります。
無料版だと登録できるのは10個までですが、無料でこれだけ見れれば十分かなと思います。ちなみに月額5万円払えば300個まで登録することができるようになります。
こちらは分析というよりも正確に言うと、定点観測用のデータですね。特にネクストアクションに繋がる示唆が出るようなタイプのデータではありませんのでぱっと見る程度に留めましょう。
上位表示分析
上位表示分析では、指定したKWで上位表示されるために必要な要素を他サイトと比較して調査することができます。こちらは無料版だと合計3回までしか使うことができませんが、月額5万円払えば月5回まで使えるようになります。(規模にもよりますが、専任担当1名であれば分析して改善する工数を考えると月5回使えれば問題ない印象です)
この機能を使って調査すると以下のように調査結果が出てきます。
改善が必要なものの中でも優先順位をつけて出してくれるので、より重要度の高いものから順に対処することが可能です。
さらに詳細を開くと、上部にあるように内部対策の問題点・調査対象ページ単体におけるKW調査・サイト全体におけるKW調査の3つを出してくれます。
A:リストアップされた改善点を実行
僕はまず上記の「内部対策の問題点」を1つ1つ解消していきました。
例えば、上位表示されている競合と比べて文字数がどのくらいなのかを比較したり、内部リンクの品質に問題がないかを確認したり、いわゆるマークアップがちゃんとされているかを見たりと、自分で1つ1つソースコードを見たりサイト内を触ってみたりしなくても出してくれるところが有り難いですね。
さらにページごとに競合と比べて関連KWがどのくらいページ内にあるかを見て、そのページのコンテンツを改善できないか考えました。
例えば、当初は小さなボリュームで上位表示しやすい「GAS 入門」などのKWを選んで取ってきたが、以下の結果を踏まえると「GAS 初心者」などのKWを取りに行った方がボリュームが稼げそうだとわかるわけですね。
なおその際に打ち手として、このコンテンツ自体をリライトするか、あるいは新しく別で記事を作るのかは仮説次第ですが、追記や微修正くらいのあまり大きく変わらない変更であればリライトし、歩いていど大きく変更が必要な場合は新しく作っちゃった方がいいのかなとは思います。
結果
ということでTACT SEOを使ってプランニング・改善した結果として、1月時点でオーガニック流入数は施策開始段階の9月対比で792%になりました。(期間としては5ヶ月間)
まとめ
コンテンツSEOは結果が出てくるまで時間がかかると言われてますし、今回の結果としては流入が増えただけでビジネス成果にはまだ繋がってないので先は長いですね。
僕のサイトの場合、いわゆるタイアップ広告や純広告はないのでネットワーク広告頼りになっていて、仮に5万円稼ごうと思ったらざっくり10万PVくらいは必要なんですよね笑
どちらかというと仕事のためのインプット用に使っているものの、やっぱり結果が出てくると楽しいので引き続きゆるゆると楽しみつつやっていこうと思います。
(リクエストとかあれば教えてください!)